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【ビジネス】1食20円の寄付で途上国には給食を、先進国には健康を。一石二鳥なビジネスモデル NPO法人TABLE FOR TWO 小暮さんの行動力が素晴らしい。

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久々にカンブリア宮殿を見た。と言っても、ビジネスオンデマンドを契約してるので、いつでも見れるのですけど。見るのすっかり忘れてました。。。今回視聴したのは、NPO法人 TABLE FOR TWOの代表 小暮真久さんにフォーカスした内容でした。

TABLE FOR TWOとは

TABLE FOR TWOの名前の由来、ホームページにはこう書かれています。

TABLE FOR TWO、直訳すると「二人の食卓」。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うというコンセプトです。 TABLE FOR TWOに参加することによって得られる地球人としての一体感と思いやりの心が、現在の世界にとって不可欠だと私たちは考えています。

簡単にいうとは、「途上国の飢餓と先進国の肥満の解消に同時に取り組む」というもの。同時にっていうところが、とてもいい視点ですね。

途上国には、給食を。先進国には健康を。まさに、一石二鳥です。パンフレットもPDFでありますので、興味がある方はご一読を。

日々の活動は、Twitterでも確認できますね。

TABLE FOR TWO 代表 小暮さん

TABLE FOR TWO 代表 小暮さんは、もともと人工心臓の研究を行っていたようです。そこから、マッキンゼーに行き、松竹に行くという、なんとも言えない経歴の持ち主。そんな彼が、NPO法人を立ち上げ、アフリカなどの途上国で、日本で得た20円の寄付から給食を生み出しています。

なんといっても、小暮さんの行動力には脱帽しました。色々と悩まれた時期もあったでしょう。放送の中で出てきた、大きな模造紙に書いたマインドマップ。これ、僕も良くやるんですけど、将来の方向性を見つけるためには、重要な作業です。書き出した内容を元に、行動を起こしていく小暮さんを見習いたいですね。

最近では、給食だけでなく、自給自足できる仕組みをつくることにも注力を始めてます。給食を与えるのではなく、自分たちで作れる力を。飢餓の根本からを変えていく姿勢と取り組みは、どんどん広がって欲しいです。

TABLE FOR TWO を取り入れている企業

カンブリア宮殿の中では、伊藤忠商事の事例が取り上げられていました。メニューはヘルシーで、120食だったかな、すぐに完売。大企業の中で社食として取り入れられると、自然と溶け込んでいきそう。

その他、取り入れている企業一覧は「TABLE FOR TWO公式サイト-協力者 参加企業(団体)食べる」よりご確認いただけます。もし興味がある会社がありましたら、導入してみてはいかがでしょうか?

また、企業だけでなく、大学にも徐々に取り入れられています。中でも、学生が中心となってサークルをつくり、大学に働きかけたところもあるとか。若い世代にも支持されるTABLE FOR TWO の活動は、今後も楽しみですね。

20円で得られる、給食の効果

活動の効果というと、大いに成果をあげていますね。給食を出すことによって、今まで学校に来なかった子どもたちが積極的に学校に来るようになり、進学率も大幅に増えました。途上国の飢餓も防げるし、学業にも専念できる素晴らしい取り組み。

寄付する側は、途上国に貢献しながら、自分の健康にも気をつけることができる。一石二鳥なモデル。この20円ていうのがポイントですよね。20円なら気軽にできるし、負担にもならない(はず)。

最近では「おつり投資」と呼ばれる投資も出てきたので、少額の投資や寄付がこれから増えてくるなと感じました。詳しくは、下記記事も参考にしてみてください。

jp.techcrunch.com

さいごに

震災が起きた時に、「日本国内じゃなくて、なぜ途上国を支援するんだ?」という意見が多く寄せられたそうです。その時の答えが「我々の得意分野が途上国なので、そこに注力する」というもの。この意思の強さは、これからビジネスを続けていくにあたり、とても大切なマインドですね。

社会貢献をしよう!と思ってやるよりも、何かのついでに社会貢献出来たほうが、継続性が出てくるなと思いました。わざわざ寄付するとなると、偽善者っぽく見えるし、なんだか他人事になってしまう気がする。

TABLE FOR TWO は、日常に溶け込んでますね。食事は、皆がしますから、その中で、寄付をする仕組みと習慣化を作り上げている。このモデルはいいなー。

TABLE FOR TWO のコンセプトのように、「途上国の飢餓と先進国の肥満の解消に同時に取り組む」というものが全面に出ていれば、「自分も少しは世の中の役に立ったかな」というモチベーションにも繋がるでしょう。

今回の放送では、多くのヒントが得られました。参考までに、次のビジネスのアイデアとして頭の片隅に置いておこうと思います。

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おわり。