「当たり前」が「当たり前」でなくなる。モバイルインターネットの普及が「デジタル格差」を縮めていく。
おはようございます。
今回は、TechCrunch Japanの記事より。
デジタル格差のお話です。
携帯電話の普及率
携帯電話は15年前には殆ど誰も予測できなかったほど急速に成長し、世界人口の少なくとも94%が信号を受信できる。すばらしいことに、途上国で携帯電話が軌道に乗り、固定電話を追い越したおかげで、モバイルインターネットがいっそう速く普及している。
途上国では、モバイルインターネットの普及が加速しています。
過去記事でもいくつか書きました。
インフラが整い出すと、インターネットにつながることが当たり前になってくるでしょう。
そうなれば、後進国にとっては大きな転換期になる。
インターネット普及の背景
インターネットを携帯ネットワークに追加するには、元のネットワークを構築するよりはるかに少ない投資で済むため、モバイルインターネットサービスは急速に広がり、現在少なくとも世界人口の48%をカバーしている。そしてわずか6~7年前にスタートを切ったにもかかわらず、現在世界人口の28%以上が利用契約を結んでいる。
元のネットワークを構築するよりはるかに少ない投資で済むとのこと。
これが、モバイルインターネットの普及に大きな影響を与えている。
とにかく、すごいスピードで広がっている。
2年程前に、フィリピンへ行った時は、固定回線よりも、モバイル回線の方がはるかにスピードが早かった。
まさに、ここで述べられている通りのことなのだろう。
コンテンツの普及
コンテンツを地元から配信することによって遅延が減り、その結果既存コンテンツの利用が増え有用度も高まる。利用可能なコンテンツの増加を促進するために、政府はコンテンツ作成を阻害する無意味な法規制をやめ、世界中のユーザー体験を均一にする力になるべきだ。
インフラが整えば、次はコンテンツが求められるようになるだろう。
www.kobatatakayuki.com
GoogleやFacebookが、こぞって後進国に手を差し伸べているのは、インフラが整えば、自分たちのコンテンツを使ってもらえるから。
そう考えると、合点がいく。
メリットもないのに、インフラ整備に乗り出すわけもないですよね。
さいごに
- 日本やアメリカにいると、スマホがあって当たり前。
- インターネットに繋がって当たり前。
- コンテンツがあって当たり前。
そう遠くない時期に、デジタル格差が縮まってくるのは間違いない。
この「当たり前」が、僕たち先進国に居る人達にどう影響を与えるか。
インフラが整い、コンテンツが揃い出すと、教育分野への応用が期待される。
教育が整い出すと、ますます先進国と後進国の境目がなくなりシームレスな世界になるのではないだろうか。
うかうかしてられない。
でわでわ。