僕が社内にアクセシビリティの意識付けをするためにやったこと。
2017年6月9日金曜日、朝から社内にてアクセシビリティ勉強会を開催しました。一方的に喋ることになるかなーと思ったけど、意見交換が活発にできたので、有意義なものになりました。
はじめに
今回は、各セクションのメンバーに集まってもらい、アクセシビリティの重要性についてお話をしました。各セクションとは、ディレクター、デザイナー、フロントエンドエンジニア、プログラマーです。
いずれも、今まで勉強会に参加してきたことの報告を兼ねてるのですが、大きく分けて3つのお話をしました。
- なぜ、アクセシビリティが必要か?
- まずは、知ることから始める
- 今後のアクセシビリティ
なぜ、アクセシビリティが必要か? / まずは、知ることから始める
ここでは、主に下記の内容をお話しました。2つめにお話しようと思ってた内容「まずは、知ることから始める」と内容が被ってきたので、まとめてお話することにしました。
- アクセシビリティ、ユーザビリティ、マシンリーダブルの話
- Webの本質はアクセシビリティである
- Webであるだけでアクセシブル
- 高齢者と障害者の人数の割合についての話
- UXハニカム構造の話、(坂本貴史さんのブログを参考にさせていただきました)
- 障害者差別解消法
- WCAG2.0の話
- JIS X 8341-3:2016の話
- 文字拡大(大中小ボタン)の話
- 支援技術の話
- コンテキストの話
- WAI-ARIA1.1の話
- パフォーマンス大事
先日、名古屋のWCANにてLT登壇してきたときの内容もぜひ御覧ください。「Webアクセシビリティ脳のつくりかた」という題目でお話させていただきました。
今後のアクセシビリティ
- 今後は、人だけでなく、AIなどがWebにアクセスしてくる時代になる
- 今でも、Siriに天気予報を聞いたら答えてくれる、これはSiriが情報を収集しに行ってるから
- これからは、Webサイトそのものが不要になるかもしれない
- まずは、「情報」にアクセスできる状況をつくることが大事
- Webの本質はアクセシビリティである
- Webであるだけでアクセシブル
社内アクセシビリティ勉強会 総評
今回の目的は「アクセシビリティ」について知ってもらうこと。この一年間、社外でたくさんの勉強会に参加させていただき、そこで得た知識や思いをぶつけることができました。まずは「アクセシビリティを意識するキッカケ」を作れたので、ようやく社内でも始めの一歩を踏み出すことができます。(アクセシビリティおじさん活動は地道な努力が必要ですね。。。)
45分くらいでお話する予定でしたが、大幅に時間を超えて、質疑応答やディスカッション含めると90分くらい時間を使って白熱しました。めっちゃ嬉しかったです。今回の勉強会を経て、アクセシビリティを頭の片隅に置いてもらえたことが今回一番の収穫ですね。
この一年、アクセシビリティについて勉強して思ったのが、ナニハトモアレ喋ることが大事なんだなと。議論することだなと。そこから、自分事にしてもらう。それで良いんだと実感してます。いきなり、仕様書読め!とか、まぁ到底ムリなお話です。(僕自身も、ムリっすw)できることから始めること。そして、地道に続けること。それが、アクセシビリティおじさんに課せられた使命なんだと。
これからも、大阪のアクセシビリティおじさんとして、精進いたします。
あと、Webアクセシビリティ学ぶなら、ピンク本がおすすめ〜!これは超絶読みやすいので、Webアクセシビリティをお勉強される方は、手元においておくべきですね!
おわり。