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【HTMLのお勉強】HTMLを構成する7つの基本構成要素:見出し

前回のお話はいかがでしたか?

ちょっと、難しく感じた方もいるかもしれません。

これは、慣れることでしか、克服することができません!

このメルマガを通して、克服して行きましょう!

ということで!

今回は、、、

「見出し」のお話しをしたいと思います。

その前に。

前回のおさらい

前回「HTMLを構成する7つの基本構成要素」のお話をしました。

覚えていますか?

ちょっと、おさらいをしておきましょう。

  1. 見出し(ブロック要素)
  2. 段落(ブロック要素)
  3. リスト(ブロック要素)
  4. 表組み(ブロック要素)
  5. 画像(インライン要素)
  6. リンク(インライン要素)
  7. グループ化(ブロック要素・インライン要素)

この7つを押さえればいいんですね。

これらを踏まえて、今回のお話に行きましょう。

見出し(ブロック要素)

昔から議論されている見出し要素の使い方。

特にH1については、いつも悩むところなんですね。

よく1ページにH1はひとつ!という記事を見かけますね。

仕様(日本語訳)では下記のように定義されています。

http://goo.gl/ip6qQ

見出しの要素は、その章・節で述べられる話題を短く記すものである。

見出し情報は、ユーザエージェントによって、

例えば文書の目次を自動生成するために用いられたりもするであろう。

HTMLには、最上位のH1から最低位のH6までの、6レベルの見出しがある。

視覚系ブラウザは通常、より上位の見出しを大きいフォントで、

より低位の見出しを小さいフォントでレンダリングする。

このように見てみると、

W3C仕様書には「H1は1文書に1つ」という定義はされていません。

ここで重要なのは

「文書の目次を自動生成するために用いられたりもする」

ということです。

見出しレベルの順番がバラバラでは、目次はうまく生成できませんよね。

H1→H3

という順番では(文書構造的に)意味がおかしくなるということです。

このようなことが起こると、ひとつ大きな問題が起こってきます。

文書全体を通してみると、整合性があわなくなるんですね。

(他のページでは、同じレベルの見出し要素でも、

異なる見出しレベルになってしまうとか。言葉で説明するのは難しいですがw)

ですので、しっかりと見出しレベルの順番は守る必要があるんです。

で、更に突っ込んだお話をすると。。。

実は、HTML4.01より厳格な規格があるんです。

これを知っている人はかなりの通。

ISO-HTML

http://www.scss.tcd.ie/misc/15445/15445.HTML

※英語の文献になりますが。。。

ご存知でしたか?

The <H1> element shall not be followed by an <H3>, <H4>, <H5> or

<H6> element without an intervening <H2> element. 

    The <H2> element shall not be followed by an <H4>, <H5> or <H6>

    element without an intervening <H3> element.

    The <H3> element shall not be followed by an <H5> or <H6> element

    without an intervening <H4> element.

    The <H4> element shall not be followed by an <H6> element without an

    intervening <H5> element.

    An <H2> element shall be preceded by an <H1> element.

    An <H3> element shall be preceded by an <H2> element.

    An <H4> element shall be preceded by an <H3> element.

    An <H5> element shall be preceded by an <H4> element.

    An <H6> element shall be preceded by an <H5> element.

と書いてます。

つまり、きちんと順序を守って使ってねーと書いてますね。

これを見てもわかるように、

H1→H3

っていうのは、文法的に間違いになると言うわけです。

ここまでは、理解できましたか?

このように、ひとつずつ見ていくと、W3C仕様書も怖くないと思いませんかw

ポイントさえ押さえておけば良いのです。

何も難しいことはありません。

難しいことといえば、制作会社に入るとチームでプロジェクトを進行していきます。

ディレクター、デザイナー、コーダー、フラッシャーなどなど。

分業するのが当たり前の時代になってきました。

これが、また難しい問題に関わってくるんです。

それは、何かと言いますと「デザイナー」なんですね。

※「デザイナー」を批判しているわけではありませんのでご理解ください。

デザイナーもHTMLの知識を持っていないと、

マークアップする人間が大変になったりします。

多くのデザイナーさんは、見栄え(デザイン面)だけで

判断をしてしまう人が多いんですね。

マークアップする人間がこの指摘をデザイナーにできるか?」

も大きなポイントになります。

デザイナーに対して「仕様書を読め!」と言っても、難しい話だろうし。

そういう場合は、地道に社内研修を行って、啓蒙して行かないといけません。

デザイナーがHTMLを理解できるようになると、デザインも変わってくると思うし、

マークアップする時に効率よくマークアップすることが可能になります。

特に大規模サイトを制作するときには、必須条件になってきます。

ひとつ整合性が合わなくなると、すべてが狂いだしてくるのです。

それを避けるために、しっかりと正しいHTMLの知識を持つ必要があります。

このように、見出し要素だけ見ても奥が深いんです。

HTMLってそのあたりが面白い所。

勉強するうちに、楽しくなるでしょ?w

それぞれの要素の意味を理解できるようになると、

見るもの全てがマークアップできるようになります。

このお話は、またおいおいということで。。。

これで、あなたもプロフェッショナル!

それでは、また次回!

※HTML4.01をベースにお話をしています。